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ーKaori Ogawa's Diaryー

グリム童話の女性たち

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グリム童話の女性たち -その二百年の秘密-

2012年6月25日(月)〜7月7日(土)@ GALLERY HOUSE MAYA + MAYA2
*11:30〜19:00 /土曜、最終日は17:00まで , 日曜休廊
企画:天沼春樹 , ギャラリーハウスMAYA  協力:西村書店 , 日本グリム協会
http://www.gallery-h-maya.com/maya-tres/grimm/


このたび、グリム童話出版200周年に伴い、GALLERY HOUSE MAYA 様にて、
グリム童話を題材に作品を描く展覧会を行う事となりました。

私もこのような大きな記念の展覧会に参加させて頂く事ができ、大変光栄で、緊張しております。
作品は一人1作品で、題材を個々に決めて頂きました。

私は、「灰かぶり」を描きます。

「灰かぶり」とは、いわゆる有名な「シンデレラ」。

あらためて、童話を読み返すと、今まで知っていたお話と少し違っていました。

よく、シンデレラというと、魔法使いやかぼちゃ、ねずみやとかげなど
を連想させますが、本家のグリム童話には、魔法使いやかぼちゃなどは、出てきません。

魔法使いなどのお話は、ディズ○ーが、変えたお話なのです。

本家、グリム童話には、ハシバミの小枝を亡くなった実母のお墓に植えたところ、その枝が成長し、やがて木になり、白い鳩が二羽とまるようになり、その鳩が舞踏会に着ていく為のドレスや靴等を持ってきてくれるようになります。

最後は、結構残酷な結末ですが、
悪い事をしたら、その分罰を与えられる、という道徳の意味が含まれています。

いつしか、最近の世の中の傾向なのかわかりませんが、
悪者に罰を与えるのは、かわいそうだ、反省したら、仲直りめでたし、めでたし。
で、物語を終わりにするものが増えているそうです。

しかし、例え幼い子どもが読むしても、少々残酷な場面がないと、
印象に残りづらいようです。

少し、話が横にずれてしまいましたが、この展覧会で、
新しいグリム童話を発見して頂けたらと思います。


6月29日は、ドイツ文学者・天沼春樹氏によるトークイベントを開催致します。
グリム童話の知られざる秘密に迫ります。

http://www.gallery-h-maya.com/maya-tres/grimm/grimm_03/



Kaori Ogawa Official Web Site
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by kaori-ogawa | 2012-06-22 12:17